2025.4.1

                 グラントワ通りにぎわい社中会長  田中正明

グラントワからホテルマスコスまで日本でも有数の長さ1.7kmの直線道路、

夜は幻想的な街路灯の眺めが美しいグラントワ通り(県道中島染羽線)には、2025年3月31日まで西側

には西銀座商店会、中央には(元)京町商店会そして東側には吉田東商店会がありました。

しかしながら、道幅も広く、歩道がレンガ敷のこの立派な通り付近は日常的に人通りが少なく、大型店の出店、郊外化の波、ネット販売の台頭などの時代の流れに加え、経営者の高齢化、空き店舗の増加など厳しい状況にあり課題が山積みとなっています。

そこで、この街や自らの事業の活路を考えた時に街ににぎわいを創るしかないとの思いから、上記の商店会を統合し、またこの付近の様々な事業所、住民、学校関係の方々との協力も深めたいと思い開かれた組織を、立ち上げることにしました。

グラントワ通りにぎわい社中が目指すものは、大きく二つあります。

*社中とは広義には同じ目的(街のにぎわい創り)を持つ人々で構成される仲間及び組織を指します。

一つ目は、商店街自体の活性化。

私たちは、大型店にはない価値を生み出せるはずです。

地元の食材や素材を活かした商品づくり、職人技やサ-ビスの向上、お客様が「ここでしか味わえない」と思える特別な体験の提供。地元の人達との強い結びつき。それらが私たちの強みになります。

さらに、色々なかたちのコラボキャンペ-ンや、クリスマスなどの季節ごとの会員店共同イベントなどを企画し、訪れる楽しみを増やしていきたいと考えています。

お客様との絆を大切にし、マ-ケティングの視点、行動心理の観点などから、デジタルとアナログ双方からのお客様へのアプロ-チにより街と店の活性化をはかります。

二つ目は、街全体のにぎわいの創出。

1.7kmにもわたるこのグラントワ通りの商店街を、一つの舞台にしましょう。

街中や各事業所などで催しを企画し、子どもから大人まで自分たちも主役になり楽しめる場をつくる事で人の流れを生み出し、そして各店舗に足を運んでいただく。

また、店でのミニイベント、ワ-クショップ、セ-ルなども自ら考え工夫しましょう。

そして、それぞれの店や事業所が「また来たい」と思ってもらえる魅力を互いが切磋琢磨し高めて行く。この積み重ねこそが、グラントワ通りの未来を支える力になります。

私たちは競争者ではなく、共に地域を盛り上げる仲間です。

支え合い、知恵を出し合い、行動することで一緒に成長していく。

そうすることで、自ら道を拓きましょう!

一人ひとりの力を合わせ、心を一つにして、自らがにぎわいを創る新しい明日へ踏み出しましょう。

街のにぎわいを地域のみんなで創り関わる全ての人が幸福で笑顔になれることを目指しましょう。

グラントワ通り、ここは「みんなで夢をつくり育てるにぎわい交差点」です。